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いそのたかみの著者感想文

自作ライトノベルの感想文を書いています。

作中に出てくる方言について

今週のお題「方言」

はてなブログ今週のお題が「方言」だったので,少し脱線して作中に出てくる方言の話をします。

kakuyomu.jp

わたしは北海道の出身ですが,北海道民の特徴として「標準語だと思って方言を話す」というものがあります。「手袋を履く」「ゴミをなげる」「ご飯をうるかす」などなど。

自分も本州の人と話をしていてキョトンとされることがあるので,作中にうっかり方言を出さないよう気をつけています(残っていたら失礼)。

だけどその逆に,あえて自然に方言を使わせることもあります。

以下は第一話の香子と来島四段との会話。

「北海道から来たから、暑いのが苦手なのかなって思って」

「あ、むしろ寒さに弱いんですよ。家の中は常に暖房焚きっぱなしで」

「へえ、そうなんだ。北国なのに寒さに弱いなんて、ちょっと意外だね。雪はどう?」

「そう、それで、いま外を見たら雪が降っていて、そのせいで思わず…」

「窓を?」

「はい」

 さっきしでかしたことを思い出して、わたしは小さくなった。それを見ていた彼は小さく笑って、

「緊張、解けたみたいだね」

 と言った。

香子の「暖房を焚く」という言い回しが北海道弁です。

いまの若い人はテレビの影響であまり方言を口にすることはありませんし,香子も来島四段と話す時は言葉を選びながら話しているはずです。それでもうっかり,するりと方言が出てしまったところに,彼女の緊張が和らいでいるというこだわり,読者に伝わって欲しい\(^o^)/

もう薪ストーブの時代じゃないんですが,それでもいまだにこのような言い回しが生きているところに北国らしさを感じます。

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3月とはいえ北海道はまだまだ冬。しばれる日にはストーブをガンガン焚いて,春を待とうと思います。