いそのたかみ@鷹巣堂のアナログゲームブログ

同人ゲームの制作・販売を行なっている鷹巣堂のブログです。

第三のゴリラ製作記 〜その3〜

こんにちは。鷹巣堂のいそのたかみです。今回は、今回は「第三のゴリラ」の箱絵を作ったときのお話をしようと思います。

 
基本的な路線は「銃・病原菌・ダイヤモンド」と同様に、文庫本のようなデザイン。

大写しのゴリラの写真が欲しかったので、海外のフリー素材サイトPIXABAYで見つけてきました。

f:id:isonotakami:20200309223022j:plain

本当は、バックに例の人類の進化のイラストなんかを入れたかったんですが、絵心がないので仕方ないですね。それは次回にとっておきましょう。


これをもとに実際の箱絵を作っていくのですが、テストプレイ時点では単なる折りたたみの箱だったので、こんな感じで切り貼りしていけばそれっぽく仕上がります。

f:id:isonotakami:20200309223341p:plain

ところが今回は満員堂さんにお願いすることにしたので、全然知らないことだらけで結構大変でした。

テンプレートは「デザイン」「製品仕上げ」「塗り足し」と別れているのですが、まずその意味が分からない。

f:id:isonotakami:20200309223218p:plain

「製品仕上げ」部分は基本的に箱の表側にくるけれど、加工の際に切れたりはみ出したりしてしまうおそれがあるところだと理解して、ここにババーンとゴリラの写真を置き、「デザイン」部分は大事な要素になるので、文字はこの中に配置することにしました。

f:id:isonotakami:20200309223751p:plain

黄色の部分は文庫本のオビをイメージ。

「大躍進!」というセリフはジャレド・ダイヤモンドの著書に登場する言葉で、それまでチンパンジーと同程度の生活していなかった人類が、約10万年前から突然進化をした時期のことなんですが、この箱絵に使った意味は特にありませんw

コピーも元ネタの「第三のチンパンジー」を参考にしつつ、ゴリラと人間の遺伝子がたった1.75%しか違わないのに、これだけ姿が違うというところに注目してみました。

人類の進化もモチーフにしているので、あながち間違ったコピーではない(かも)。


基本的にカードゲームのパッケージはキャッチーでポップなのが流行で、あまり難しそうなのは売れにくいと言われていますが、ここはあえて自分の好みで小難しい感じのデザインに挑戦してみました。

真面目そうな外観で中身はバカゲー、というところも製品の面白さのひとつなので……。

どなたかにイラストを書いていただいて再販する機会があれば、もっと可愛い感じのものにしようと思います(笑)