銃・病原菌・ダイヤモンド製作記 〜その4〜
こんにちは。鷹巣堂のいそのたかみです。今回は、カードゲームの名脇役、トークンを作ろうと思ったときのお話です。
「銃・病原菌・ダイヤモンド」の魅力は、なんといってもダイヤモンドを奪い合うところにあります。
テストプレイのときは100円ショップで買ってきたクリアのマグネットで代用していましたが、これだとちょっと高級感がありません。
そこで、ダイヤモンド型のラインストーンを買ってみることにしました。
本物のように輝いて雰囲気は抜群だったのですが、ひとつ難点がありました。
ラウンドごとに鉱山カードの上にダイヤモンドを追加するんですが、それがちょっと面倒くさいんです。
小さいラインストーンを、5個、4個、3個、2個、1個と置いていくうちに、手からこぼれて机の下に落ちたりと、結構大変。
そこで、接着剤を使ってそれぞれを固めてみることにしました。
これでかなり満足のいく出来になりました。
しかし、1セット作るのに30分近くかかります。
1パッケージあたり3セット必要なので、作業時間を短縮したとしても50パッケージ分作るのに50時間くらいかかりそう。
というわけでこの方法は諦めて、もっと手軽に自作する方法を考えることにしました。
ラインストーンを45個使うより簡単なのは、1〜5までの表示があるトークンを3セット用意することです。
とりあえず100円ショップに走って、シール用紙とカラーボードを買ってきました。
ダイヤをシールに印刷して、カッターで切りまくる!
ズバッ!
ズバッ!
そこそこ思ったとおりにできましたが、ちょっと仕上がりが雑かな……。
トークンはカードよりも高い!
というわけで小ロットパックの他にトークンも注文しようと思ったんですが、ここで立ちふさがるのが再びコストの壁です。
トークンを発注しようとすると、萬印堂さんだと1個6円くらいですが、6×15×50で4,500円の他に、基本料金が2万円が必要になります。
「銃・病原菌・ダイヤモンド」は萬印堂さんの小ロット応援印刷パックで50セット2万円だったので、ゲーム本体よりトークン代が高くなってしまうという逆転現象が起こってしまいました。
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結局いろいろ考えた結果、今回はトークンを使うのではなく、鉱山カードをそのままトークンのように扱うことにしました。
カードの枚数が増えて小ロット応援印刷パックのBパックになりましたが、これなら3万円なので許容範囲内です。
とりあえず、どれだけ売れるかわからないものなので、最初はなるべく安く作ってみて、人気があるようだったらイラストをつけるなりきちんとしたトークンを入れるなりして、コストアップを図っていきたいと思っています。
制作編はひとまずこのくらいにして、次回からはもう一作の「第三のゴリラ」の遊び方を紹介していきたいと思います。