いそのたかみ@鷹巣堂のアナログゲームブログ

同人ゲームの制作・販売を行なっている鷹巣堂のブログです。

第三のゴリラ製作記 〜その1〜

こんにちは。鷹巣堂のいそのたかみです。今回は、「銃・病原菌・ダイヤモンド」に引き続き、「第三のゴリラ」の製作記について書いていこうと思います。

 
「銃・病原菌・ダイヤモンド」はすぐに完成したんですが、これだけだと少しさみしいかな、と思いました。

というのも、ゲーム自体は面白いと思うんですが、アイデアは小粒で、二人専用なのでちょっと地味すぎるんですよね。
 
そこで、何かもう一つ、みんなでわいわい騒げるゲームを作ろうと思いました。
 
処女作はジャレド・ダイアモンドの「銃・病原菌・鉄」から着想を得たので、二匹目のドジョウを狙おうと著作リストを見ていたら、良さそうなのがありました。
 
それが「若い読者のための第三のチンパンジー」です。
 

 
どこかの記事で、「初心者がボードゲームを売ろうと思ったらネコかゴリラを出せ!」と書いてあるのを読んだので、これを大胆にアレンジして「第三のゴリラ」でどうか! と思いつきました。
 
これはもう、タイトルが決まった瞬間に勝ったようなものです。
 

タイトルが決まったらゲームの内容を考える

 
タイトルが決まってからゲームの内容を考え始めたのですが、一つ思いついたのは、正体隠匿系のゲームで、プレイヤーの中に一人だけゴリラがいるのを探し出すゲーム。
 
例えば、各プレイヤーは手札に書かれたワードしか声に出すことができず、他人に話しかけられて「うほうほ」言ってしまった人がゴリラ、とか。
 
ただ、どうやってもラブレターの亜種みたいなゲームになってしまいそうだったので一旦保留。
 
 
もうひとつ思いついたのは、ゴリラのカードを誰にも気付かれないように出すゲームでした。
 
普通のトランプにゴリラのカードが混ざっていて、他のプレイヤーに知られないうちにこっそりと捨ててしまえたら勝ち、みたいなルールを考えました。
 
ただこの場合、ゴリラと気づかれにくいカードを作るのが結構大変そうだと思いました。
 
あんまり凝りすぎて間違い探しみたいになっても興ざめです。
 
というわけで、ゲームデザインはさておいてカードのデザインから考えてみることにしました。

次回は、「第三のゴリラ」のカードデザインについてのお話をしようと思います。